FXのメジャー通貨ペアの特徴まとめ
FXトレードでは、通貨ペアを選択しないことには、トレードは出来ません。
日本では、米ドル円が当たり前のように取引されていますが、その他にも様々な通貨があり、その組み合わせで多くの通貨ペアでの取引が出来ます。
今回はその特徴をまとめておきます。
主要通貨のまとめ
通貨ペアの前に、主要通貨の特徴をまとめておきます。
米ドル
言わずと知れた、世界の基軸通貨です。
世界中のトレーダーがその動向を注視しています。
金利動向に敏感に反応して、テロなどの有事の際にも大きく動いてきます。
ユーロ
米ドルに続く基軸通貨はユーロです。
EU加盟国は30弱の国が加盟していますので、ヨーロッパの一大勢力と呼べます。
ユーロ圏を牽引しているのはドイツですので、ドイツ経済によって変動しやすくなります。
円
我が日本の通貨ですが、米ドル・ユーロと並ぶ主要3通貨と呼ばれます。
取引額としては第3位の規模ですが、決済通貨としての利用は低いです。
リスク回避として円買いの傾向が出ることがあります。
ポンド
値動きの大きさが人気の通貨です。
ユーロ相場に影響を受けやすく、同調することもありますが、ユーロの景気が悪化した時に避難先としてポンドが買われることがあります。
豪ドル
高金利通貨の代表格です。
金・鉄鉱石・石炭などの資源が豊富なことから、その輸出割合の多い中国の景気動向にも左右されます。
メジャーな通貨ペアは?
上記の通貨の組み合わせで通貨ペアを決めていきます。
特に取引量が多い通貨ペアを挙げておきます。
ユーロドル
日本では圧倒的に米ドル円の取引が多いですが、世界の目から見ると、No1はユーロドルです。
取引量一位のドルと二位のユーロの組み合わせですから当然と言えば当然です。
シェア率は20%程はあります。
トレンドが比較的継続しやすい傾向があります。
米ドル円
一般ニュースでも、そのレートを日経平均株価と並んで報道されるので、レートも頭に入りやすいです。
世界的に見ると、昔と比べてシェアは落としているものの第二位の通貨ペアになります。
シェア率は、13%程です。
日本ではお馴染みの通貨ペアで、メジャー通貨同士であり、値動きが緩やかですので、まずは米ドル円から始めてみるのが適当と言えるでしょう。
ポンドドル
日本では馴染みが薄いと思いますが、ポンドドルは、世界三位の取引量を持つ通貨ペアです。
日本はどうしても円絡みが強いので、ポンド円の方に手を出しやすいと言えます。
シェア率は10%近くあります。
ポンド絡みは値動きが激しいので、リスクも伴いますから、初心者向けとは言えません。
まずは一つの通貨ペアでトレードしてみる
通貨には相関関係があるものもあります。
ですが、通貨ペアごとに値動きのクセというものがありますので、まずは、一つの通貨ペアに絞ってのトレードがよいかと思います。