カナダは石油埋蔵量が世界2位を誇っており、
豪ドル以外の資源国として認識されています。
商品(コモディティ)価格と強い相関があります。
FX取引においては、豪ドル・NZドルには及びませんが、
最近の原油高騰を背景に見直されています。
カナダは政治・経済的には隣国であるアメリカとの関係が非常に重視されます。
原油でも、アメリカとの取引において毎月末に原油の決済があるため、
その際には米ドル売り・カナダドル買いになりやすい一面があります。
天然ガスも豊富で輸出額も多いため、天然ガスの価格に比例してカナダドルも動きます。
貿易面から見ると、アメリカの経済的影響が強化されており、
輸出の約80%、輸入の約70%をアメリカが占めています。
そのため、為替も長期的には米ドルと連動した動きになると言われています。