なぜFXでは「リスク2%」と言われるのか?
FXの資金管理の一つに、「1回のトレードの損失は2%までに抑える」というものがあります。
最も有名なリスク管理の方法で、もはや、一般常識化されていると言ってもいいかもしれません。
では、なぜ、2%と言われるのでしょうか?
リスク2%は先人の知恵と経験から導き出された数値
このリスク2%ルールというのは、海外の著名投資家やグループが行っている資金管理のスキルです。
ラリー・ウィリアムズやタートルズなどが、それにあたります。
それが広まって定着したという感じです。
この根拠ですが、連敗を前提にトレードは考えておく必要があるからです。
トレードは、連勝もありますが、連敗も当然あります。
2%ルールでは、5連敗しても10%のマイナスで済むために、それだけ連敗しても、マーケットで生き残ることが出来て、次のトレードチャンスにつなげることが出来ます。
10%の損失は、約10%ほどのリターンで取り戻せます。
そういう意味で、2%というのは妥当でしょう。
2%にこだわる必要はない
2%ルールが声高(こわだか)に言われていますが、もっと厳しく管理して1%でもいいですし、緩くして5%にしても問題はありません。
ただし、損失が増えれば増えるほど、人間は正常な判断がつきにくくなります。
利益の皮算用はしますが、損失の皮算用はあまりしないものです。
まずは、マーケットで生き残るという意味でも、あまり緩すぎる資金管理のルールは、適用すべきではないと考えます。