矢田はスキャル・デイトレ・スイングのどの手法?
トレードを時間軸で分類すると、「スキャルピングトレード・デイトレード・スイングトレード」
の3種類に分かれます。
私も現役のトレーダーですが、よく来る質問の一つに
「スキャルピング・デイトレ・スイングのうち、どのスタイルを選択した方が良いのでしょうか?」
という質問がちょくちょくきます。
どのトレードスタイルもメリット・デメリットがありますので、「これがよい!」
とは実は断言できません。
結論から言うと、私が行っているトレードスタイルも3種、スキャルピング・デイトレ・スイングともに扱っています。
最終的に私がオススメするトレードスタイルの前に、3種のスタイルをまずは、解説していきます。
スキャルピングトレードについて
- 超短期取引で、数秒~数分でトレードが完結する
- 利益幅は小さく、数pips~10pips以内
- 取引チャンスが多く、1日に10回以上のトレードはザラ
- エントリー足は、1分足~5分足
- 瞬発力が必要
かなり短い時間でのトレードになるので、その集中力や疲労度は他のトレードに比べて、かなりのものです。
また、ダマシも多いので、柔軟な対応力、判断力が必要です。
高勝率ではあるものの、損切りタイミングを逃すと、コツコツドカンになりやすいので、初心者向きではないでしょう。
デイトレードについて
- 取引時間は、数十分~1日でその日のうちにトレードを終わらせる
- 利益幅は、10pips~数十pips
- 取引チャンスは1日に数回ぐらい
- エントリー足は15分足~1時間足
- 決済まで数時間かかることもあり、時間がまとまって取れないと厳しい
FXでは、このデイトレードのスタイルを取っている人が多いと思います。
素早い操作は必要なく、値動きをしっかりと確認してから柔軟に対応出来て、トレード数もある程度確保出来るのが、人気の理由であると思われます。
ポジションを持ってからの値動きがどちらにも傾かないような時は、利確・損切りにも届かないこともあり、継続してチャートが見れない時は、指値や逆指値を有効活用していく必要はあります。
スイングトレードについて
- 長期の取引で、数日~数週間になることも
- 利益幅は、数十pips~数百pips
- 取引チャンスは少なく、丸1日エントリーしないことも多い
- エントリー足は、4時間足~日足が多い
- チャートの監視が必要ない
株取引ではスイングトレードが多いものの、FXに限って言えば、このスイングトレードは少数派でしょう。
回転数を多くして複利的に利益を増やしていく、スキャルピングやデイトレと比べて、ノンビリ過ぎる印象もあります。
ただし、経済指標などの影響は無視できて、チャートの監視が必要ないということは、精神衛生上よいものと考えます。
初心者さんにありがちな、損失方向に向かった時に損切りポイントのズラシは気をつけるべきです。
また、1回の損切り幅も大きいので資金がある程度ある方がよいでしょう。
結局どれを採用すればいいのか?
どれも一長一短ということを考えると、どれを採用してもいいのではないかと思います。
時間的な制約もあるでしょうし、資金の問題もあるでしょう。
チャートを見ないと不安になる人がスイングトレードでは、ストレスになりますし、
チャートを見る時間がないのにスキャルピングに挑戦しても良い成績は残せません。
あなたの生活スタイルによって決めていったり、やりながら修正、変更していくということでよいと思います。
それでも迷うようならば、まずは、スキャルピングを除いた2つから選択するとよいでしょう。
スキャルピングは、本当に疲れます。
それぐらい集中力が必要で、エネルギーの消費もフルにあります。
多くは損切りの逆指値注文は入れないので、損失方向へあっという間に進んでしまった場合に、取り返しのつかない損失を被ることがあります。
そういう意味で、スキャルピングはプロ向けですので、デイトレか、スイングの2択になります。
テクニカル分析は長時間足の方が機能しやすく、ダマシも少ないです。
ということを考えると、長期的な目線から、スイングトレードをやるのがオススメということになります。
矢田のメインはコレ
先にもお伝えしたとおり、私はどの種類も使っています。
通貨ペアやレートの動きの状況、また、体調やトレード出来る時間は日によって違うので、使い分けているとも言えます。
多いのはスキャルピングです。
空いた時間に集中して取り組めるというのは魅力ですし、ポジションを長く持ってアレコレ考えていうよりかは、トレード自体が好きなので、回数をこなすスキャルピングが私には合っているようです。
ただ、年齢的なものもありますので、これからは、デイトレスタイルに変わってくるとは思います。
このようにどれが正解ということはありませんし、決めたスタイルを貫かければならないということもありません。
生活環境でもトレードスタイルは変わってくるものです。
他人のトレードスタイルは気になりますが、あくまで参考程度にして、自分のオリジナルのトレードスタイルの確立を目指して、まずは、学習していきましょう。