トレンドとレンジのトレード法をシンプルに解説
FXの手法というものは、多種多様で、トレードする人の数だけ存在すると言っても過言ではありません。
私はテクニカル分析でトレードをしますが、ファンダメンタルでの取引もあれば、値ごろ感でのトレードでも立派なトレードの一つとも言えます。
テクニカル分析でも、様々なインジケーターが存在し、その組み合わせを考えていくと、やはり、莫大な手法が存在するということになります。
ありがちなものに、エントリーポイントの精度を高めようと、アレコレとインジケーターを突っ込んでみるものの、成績に反映されないということが見られます。
実は、FXでのトレードは、シンプルなほど、効果が出やすい傾向があります。
では、シンプルとは、どれくらいなことを言うのでしょうか。
今回は、トレンドとレンジの、それぞれの手法例を挙げてみたいと思います。
シンプルトレンド手法
まずは、トレンド攻略からです。
使うインジケーターは移動平均線のみです。
パラメーターは100~200と長期に設定します。
①日足等を見て、長期の流れを見ます。
②日足より短い時間足で日足と同方向の動きになっているか確認します。
③一致が確認できたら、移動平均線に接触後、トレンド方向の足が確認できたら、エントリーします。
拍子抜けするほど簡単です。
上記は直近のポンド円の4時間足でのトレードですが、きれいにエントリーポイントを捉えています。
もちろん、どの通貨ペアでも使えます。
シンプルレンジ手法
続いてレンジ手法です。
①日足でレンジ状態を確認します。
②水平線を引いて、おおよそのレンジ幅を視覚化します。
③4時間足でレンジの端にきたら逆張りでエントリーをします。
こちらも拍子抜けするほど簡単です。
上図は、直近のスイス円のチャートです。
4時間足の移動平均線は、ほぼ横ばいで水平線と平行になっているのも見て取れます。
結局シンプル・イズ・ベスト!
このように、トレードはシンプルなほど、また、長時間足になるほど機能しやすいものです。
少しフィルターをかけて、さらにテクニカルを足すことも、もちろんOKですが、まずは、このようにシンプルなところから見てみると、あなたなりのトレード手法が浮かんでくることでしょう。
成績があまり思わしくない中級トレーダーも、初心にかえってみると、意外な発見をすることもあります。
ぜひ、トライしてみてください。