FXで「トレードシナリオ」を描く方法をご紹介
FXの学習をしていると、トレードシナリオの重要性を説くトレーダーが多いことに気づいてきます。
トレードシナリオが大事であるということは、私も同感です。
今回は、トレードシナリオの必要性や、描き方のポイントを簡単に解説していきたいと思います。
なぜトレードシナリオは必要なのか?
仕事で考えて欲しいのですが、行きあたりばったりで仕事をしている人を見て、どう思うでしょうか?
ほとんどの人は、「計画性がない」「有能とは言えない」
などと思うのではないでしょうか?
会社では、数年先の展開を考えて、1年・数カ月先・1ヶ月後・1週間後・1日単位で、仕事の計画を練っていくものです。
これは、個人にも言えるでしょう。
おそらく、仕事をスムーズにこなすために、1日や1週間、1ヶ月単位で、仕事のタスク管理をどれもしていない人は、さすがにいないのではないでしょうか?
FXトレードでも同じことが言えます。
FXでは、利益を出すことが使命ですから、利益を出すために、トレードシナリオを描くということが必要です。
その理由は、勝てそうな場面でエントリーが出来て、トラブルにも対処出来るからです。
トレードの機会を厳選することで、勝率も高まりますし、負けも減らせます。
のべつ幕なしでエントリーしていれば、勝つ時もありますが、負ける機会も多くなります。
そういった意味で、トレードシナリオを事前に描いて置くことは重要です。
また、もし、シナリオどおりに動いてこなくても、慌てることがありません。
トレードシナリオは、勝つことばかり考えていません。
逆に動いた対処もシナリオに織り込み済みです。
損失になっても冷静に対処でき、感情も穏やかでいられるものです。
トレードシナリオを作る上でのポイント
トレードシナリオの重要性は理解したとして、具体的にどのようなことに注意して、作成していったらよいのでしょうか?
それは、節目となるポイントを意識するということです。
値動きは、トレーダーの思惑によって形成されていきます。
ですので、「どのような動きになるとトレーダーは売買をしていくのか?」
ということを考えてシナリオを考えていきます。
他のトレーダーは、どのようなポイントで買いそうになるのか?または、売りそうになるのか?
というチャートの向こう側を意識してシナリオをイメージしています。
そして、もし、自分の考えていた方向へ進まなかった場合のことも考えておきましょう。
自分の思惑通りに推移していくということは、プロでも実はそんなに多くありません。
もし、上手くトレードがいかなくても、次のチャンスで利益を出せればよしと考えます。
損失を出す場面で大事なことは、マーケットで生き残って、資金を大幅に失わないようにすることですので、リスク管理として、反対のパターンもきちんと考えておくことが必要です。
OCO注文やIFD-OCO注文などを有効に活用すべきでしょう。
拙い(つたない)トレードシナリオでも必ず作成してみる
最初はどんな拙いトレードシナリオでもいいです。
うまくシナリオどおりに動いてこなくても、どこに問題があったのか分析も出来ますので、確実にスキルアップはしていきます。
やっていくうちに、トレードシナリオを考えていないと気持ち悪くなってきます。
無駄なトレード、飛び乗りトレードが減り、利益もきちんと残ってくるものです。
面倒臭がらずにぜひ実践してみてください。