仮想通貨(暗号資産)のトレードはやるべきか?
FXトレーダーからよく聞かれる質問に、
「仮想通貨(暗号資産)のトレードはやるべきでしょうか?」
というものがあります。
仮想通貨(暗号資産)の注目度は、ブロックチェーンの普及により、確実に高まっています。
ですので、仮想通貨(暗号資産)のトレードも手を出したほうがいいように見えます。
もう少し待ったほうがよい
結論から言うと、トレードスキルが高ければ参入してもいいですが、現状では積極的にやらなくてもいいでしょう。
というのには、いくつか理由があります。
値動きが激しすぎる
仮想通貨(暗号資産)を投資対象としてみている投資家は、基本的に短期売買というより、中期~長期保有がメイン層です。
流動性が今ひとつですので、大きなショートが出始めると、一気に暴落に近い値動きをすることがよくあります。
損切りの執行・リスク管理等がきちんと出来るトレーダーであれば問題はないでしょうが、まだFXでもヒヨッコのトレーダーがいきなり参加しても、値動きに翻弄されて大きな損失を招くだけです。
スプレッドが大きい
短期でのFXでのトレードは、スプレッドが大きいとやりにくいのは、言うまでもありません。
仮想通貨(暗号資産)のトレードでは、このスプレッドが大きいというより、巨大です。
値動きが大きいので、スプレッドが大きくてもいいかも知れませんが、ボラティリティーが小さい時もありますので、そういう意味でもあまりオススメは出来ません。
税金が高い
私が一番敬遠している理由が、税金の高さです。
FXでは、一律20%の税金で済みますが、仮想通貨(暗号資産)の場合、税制上雑所得に区分されるために、最大で50%以上の税金を納めなくてはいけなくなります。
仮想通貨(暗号資産)も、そのうち分離課税になるかもしれませんが、今のところは、大きく稼いでも税金に持っていかれるので、手を出すのは控えておくのが無難とも言えます。
今後諸々改善されれば十分トレード対象になる
その他にも、レバレッジが大きく掛けれないこともあり、積極的にトレードする意味は今のところはないでしょう。
もちろん、トレード環境が、今のFXように変わってくれば、トレード対象になってきます。
ただ、まだ少し時間はかかりそうですし、今のところは、仮想通貨(暗号資産)の投資は、有名・無名のコイン問わず、ガチホ(長期保有の投資)で行うほうが良い気がします。
株式のように、発掘して投資するというのも、面白いかも知れません。