【FX】8年月間負けなしトレーダーの資金管理方法を暴露します
資金管理は店の経営と同じです。
店を経営するのには、数字の管理は最低限必要です。
無計画に仕入れ数や販売価格を決めていては、安定した利益を出すことはおろか、赤字になることは必須です。
売上をトータルで黒字にするためには、売れ残りもある程度見越して、仕入れ数や販売価格を調整する必要があります。
売る商品が通貨、仕入れ数がポジション量、販売価格が利確pips、売れ残りが損失pips、こんな風に置き換えられます。
損切りを設定する幅には、固定制と変動制があります。
固定幅は○○pipsと、決めてしまう方法です。
あまり考える必要がないので、簡単な方法です。
ただし、各トレード毎に違う値幅を設定する、というやり方が本当はベストです。
損切幅を固定にしない代わりに、トレードする時のロット、これも同時に調整することによって、トレード1回毎の金額ベースの損失を限定するというやり方をしようというわけです。
・損切幅が小さい時にはロットを大きく
・損切幅が大きい時にはロットを小さく
こうすることによって、1トレード当たりの損失額をコントロールしていくということです。
この損切り幅の設定ですが、チャートパターンを見て損切りレートを決めるという方法もあれば、
インジケーターなどから、そのラインを元に、損切りレートを決める、
と様々な決め方があります。
具体的なロット数の決め方の前に、そもそも損失額というのはどのように決まるのか?
ということを復習しておきましょう。
トレードで負けた時にどれだけの損失が出るか、というのは次の式で表すことが出来ます。
損失額=Lot×値幅
これを変形することによって、次のような式が導き出せます。
Lot=損失額÷値幅
この損失額というのは、許容損失額と捉えることも出来ます。
Lot=許容損失額÷値幅
許容損失額とは、1回のトレードの中でどれだけの損失をしても良いのか
ということで、先に知っておくことが必要です。
その許容損失額というものを知った上で、それを今回のトレードの値幅で割っていくということをすると、実際のポジション数というものが割り出すことが出来ます。
ちなみに、ここの許容損失額のところですが、
「いくらがよいのか?」
「資金の何%に設定するのがベストか?」
ということをよく聞かれるますが、人によって変わってきます。
例えば
「口座資金を何回か全部なくしてもいいから、何回かのチャレンジの中で数倍以上に出来ればいい」
という人もいれば、
「今ある資金を1度も破綻することなく、生き残りながら、年に20%程度増やしたい」
という人もいるわけです。
これらの異なった事情を持つ人がいれば、全く同じ許容損失額ということはなくなります。
ですから、その取れるリスクが違うので、この許容損失額というのは、自分の中で決めてもらうしかありません。
ただ1つ言えることは、許容損失額は事前に決めておくことが大事ということです。
いくらでもいいので、ちゃんと許容損失額を先に決めておくことを押さえておいてください。
一般的に言われるのは、リスク許容度は資金の2%と言われています。
通常ならば、1%~5%が常識範囲内ではないかと思います。
例えば、口座に10万円あり、そのうち1回のトレードで2%だけ失っても大丈夫という場合、
許容損失額は、
10万円×2%=2000円
となります。
損切り幅は、チャートを見て、30pipsとします。
となると、この時に用いる式としては、
2000円÷30pips(0.3円)となり、
2000円÷0.3=6666.66・・通貨
6000通貨~7000通貨が今回のエントリーのロットとして決まるわけです。
このような感じで資金を守りながらトレードをすることをやってみましょう。
どんなに優れた手法でも100%勝つことが出来ない以上、トレードで最優先にすべきことは
退場せずに生き残るということを第1優先に考えるべきです。
参考になれば幸いです。