ロット数変更時に気をつけること
あなたはトレード時にどのくらいのロット数で取引するか決めているでしょうか?
10万円ほどあれば、国内業者であれば、1万通貨でのトレードをしているという方も実際多いハズです。
資金量に応じてロット数を決定するというのは問題はないのですが、一番大切なことは、ロット数に振り回されないということです。
メンタルの揺れとロット数は密接に関係している
ロット数は、感情の振れ幅がない程度で決めていくことがとにかく重要です。
つまり、
「売買ルールをキッチリと守れるロット数でトレードが出来ているか?」
という一言に尽きるでしょう。
ロット数が自分の許容量を超えてしまうと、含み損だけでなく、含み益さえにも耐えきれずに、本来の手法を無視したエントリー、特に決済をしてしまいます。
検証で得られたルールがあっても、それが執行できなければ、ルールがないのと同じです。
ロット数が大きくなればなるほど、値幅に対して資金の増減が激しくなり、ロスカットしようとする手は遠くなり、利大になる場面では妥協して早々と決済をしてしまうように、必ずと言っていいほどトレードにブレが出てきます。
トレード日誌などで振り返ったときに、ロット数が少ない時はルールどおりに出来ていたということであれば、現在のロット数は大きすぎると考えてほぼ間違いないでしょう。
今まで1万通貨トレードしていれば、2万通貨変更すれば、損益の変化は当然2倍になります。
そうなるとチャートの見え方が全く別のように見えることもあります。
今までの倍のロット数ともなれば、恐怖心が出るのは、普通のことです。
利益率が下がっても仕方がないと言えるでしょう。
ほぼ10割の人が経験されるのではないでしょうか?
ですので、自分が冷静にトレードの判断を下せるロット数というのを、まずは把握しておくことが必要です。
そこで、普通に結果を出してから、徐々に上げていくということをした方がいいでしょう。
上げて結果がかなりブレるようならば元に戻す、または上げ方を緩やかにしていく、ということを繰り返して、ロット数に自分を慣らしていきましょう。
ここを乗り切らないと、いつまで経っても利益を残せるトレーダーになることが出来ません。
自分のトレード手法とロット数の関係を把握しながら、限界のロット数というものを知るようにしていきましょう。