【FX】日々の成績から自分のトレードを見直す&改善していく方法
FXの取引は簡単に出来ます。
この簡単さゆえに、見直しや改善をきちんとしないで、次のトレードに入ってしまうことが多いです。
その日の反省というのも、瞬間的には行うものの、寝る前には明日こそはとポジティブになるだけ、次の日にはその反省は、すっかり忘れているものです。
ここから脱却するためには、大幅な変革が必要です。
変革のポイントは、負ける原因をある程度絞り込まないといけません。
原因の明確化が出来なければ改善のしようがありません。
ここで必要なアイテムが「トレード日記」です。
トレード日記については、
『なぜ自分のトレードを振り返らない?反省を活かせない人が伸びない理由』
『私が8年以上「FXのトレード日記」を書き続けてきた理由とその結果・・・』
でその重要さとつけ方を述べてきました。
改善方法のヒント
ここからはどこをどのように改善していくかというヒントをお伝えしたようと思います。
改善点というのは人により手法や考え方が異なります。
ですので、これから述べることは、あくまで例として捉えてください。
勝率に関して言えば、利確・損切りどちらが多いか少ないかで決まっていきます。
損切りを減らすことで自ずと勝率は上がってきます。
ただし、ここで注意してほしいことがあります。
それは、利益を伸ばしたければ勝率を上げる必要性はそれほどないということです。
いくつかある選択肢としては、損切りと利益確定のリスクリワード比率を上げることです。
例えば、勝率60%で利確10pips、損切り10pipsでというトレードだったとします。
1日1トレードで月に20トレードとすると、
勝ち幅は、10pips×12勝=120pips
負け幅は、-10pips×8敗=-80pips
となり、トータルで+40pipsとなります。
ここで、損切りを20pipsと深くして、勝率を10%上昇となった場合はどうでしょうか?
勝ち幅は、10pips×14勝=140pips
負け幅は、-20pips×6敗=-120pips
となり、トータルで+20pipsとなります。
利益を上げるために損切りをある程度許容して、勝率を上げるということは、結果的に良くないということがわかります。
では、負け幅を小さく、又は勝ち幅を大きくして勝率を上げればいいじゃないかとなりますが、実際はそうカンタンにはいきません。
根本的に手法やロジックをゴッソリ変えないと微調整ぐらいでは修正出来ないものです。
そもそも高勝率で高利益、というものは、かなり難しく、基本的に存在しないものだと思った方がいいでしょう。
トレード日記から分析をして、試行錯誤して、その過程から自分なりのトレードを確立した時に、誰にも真似できないあなたなりのオリジナルの手法が出来上がります。
そうやって出来上がったものは自信にもつながるでしょう。
ぜひ、面倒臭がらずに取り組んでいきましょう。