レバレッジの高いFXトレードで気をつけるべきこと
FXの特徴の一つに、レバレッジを掛けて、何倍もの金額の為替取引が出来ることが挙げられます。
通常なら、5万円の資金であれば、5万円分のトレードしか出来ませんが、レバレッジが25倍であれば、
125万円分のトレードが出来ます。
また、海外業者であれば、最低100倍は当たり前ですから、500万円分の取引が出来るということになります。
もし、FXのレバレッジが5倍程度であれば、これほどまでに、注目もFX投資に関わる人もいなかったでしょう。
おそらく私もFXの世界に飛び込んでいかなかったと思います。
その反面、FXで多くの方が資金を失っています。
ニュースでは、「レバレッジの高いギャンブル取引のせいだ」と言われていることが多いのですが、
果たして、これはレバレッジのせいなのでしょうか?
レバレッジが低ければ安全なのか?
確かにレバレッジが低ければ、安全に取引しやすいことは確かです。
リスクは抑えられることは出来ます。
ですが、『レバレッジが低い=安全』という式は成り立ちません。
レバレッジが低いからと言って、資金の大半をトレードに使ってしまえば、資金を失う可能性は十二分に考えられるからです。
トレードで重要なのは、レバレッジだけでなく、トレード中の感情のコントロールなど、メンタル的な部分も非常に大きいです。
レバレッジが高い場合はさらに資金管理が重要になる
レバレッジが高くても、ポジションの管理や損切りを徹底していれば、資金を簡単に失うことはそうそうありません。
その本質的な部分は、メンタル部分です。
それは、ポジションの管理や損切りというのは、思った以上にコントロールが難しいからです。
最初は、決められたポジション管理でトレードしていても、一気に稼ぎたいという気持ちが強すぎて、大きなポジションで勝負してしまったりします。
また、損切りも最初はきちんと入れてトレードしていたのに、いつの間にか損切りレートを入れずにトレードして、含み損を膨らまして資金を大きく減らしてしまうということが往々にしてあります。
ハイレバレッジを駆使できるまでは低レバレッジでトレーニングを積む
レバレッジは正しく使えば、大きな武器、資金の増加に大きく寄与します。
ですから、うまく使えれば、ハイレバレッジでも問題は全くありません。
要は、ハイレバレッジを使いこなせるようになるまで、訓練を積んでいくということが重要になってくるということです。
レバレッジは、資金だけではなく、感情をも過大にさせていきます。
ですので、まずは、例レバレッジでのトレードで自分のトレードを完全に確立させてから、ハイレバレッジへ移行させていくのがいいでしょう。
レバレッジ取引で意識すること
①損切りは必ず入れる
相場は思い通りに動くことというのは、なかなかないものです。
また、思い通り動いても急に逆行することもありえます。
ですので、損切りの逆指値は、必ずオーダーする習慣をつけておきます。
②メンタル部分のコントロールを意識する
感情にトレードが支配されないように常に意識しておきます。
人間は、何もしていないと、無意識レベルで損失を拡大させるような行動をしてしまうものです。
トレーニングをし難い、難しい部分ですが、トレード日記をつけて振り返るなど、意識をして取り組んでいきましょう。
レバレッジを用いたトレードは、諸刃の剣と言っても過言ではありません。
目先の利益に飛びつくことなく、しっかりと地を固めてトレードスキルを上げていき、レバレッジを上げられるようなトレードを目指していきましょう。