【トレード手法編】FXで稼げない理由
「トレードを長くやっているが、中々勝てない」
「時々勝つけれど、トータルではマイナスだ」
「本当にFXで勝つことは出来るのだろうか?」
などと、疑心暗鬼になることはないでしょうか?
私は、このような悩み迷っているトレーダーを多く見てきました。
トレードで勝つために必要なことというのは、「手法・資金管理・メンタル」だと言われています。
実際に、この3つは、比重が違えど、どれも大事なことであることに、間違いはありません。
今回は、FXで勝つためのトレード手法との関係性について解説をしていきたいと思います。
なぜテクニカル分析をしても簡単に勝てないのか?
「詳細なテクニカル分析をしているのに、中々勝てない」
というこをよく聞きます。
実は、これ、テクニカルトレーダーが陥りやすいワナであるのです。
ちょっと極端な例で言うと、ファンダメンタル要因でレートが動いている時に、テクニカル分析をしようとすると、失敗することがよくあります。
「どこかの国でテロが起きた!」、「戦争が起きた!!」、ということになれば、テクニカルもへったくれもありません。
その国の通貨、または関連する通貨は、売られに売られます。
そのような時は、当然、テクニカル分析は機能しないでしょう。
では、そのような時がない時はどうでしょうか?
むしろ、突発的な出来事は少ないと見るべきなら、テクニカル分析も効きやすいはずです。
ですが、そうは問屋がおろしません。
私達は、チャートを見て、無意識レベルで、インジケーターのシグナルやチャートパターンと言ったものを、妄信する傾向があります。
「インジケーターがこのような動いているから、指し示しているから・・・」
「これこれのチャートパターンが出てきたから・・・」
これは、あくまで、自己判断です。
つまり、思い込みで判断してトレードをしているわけです。
人は、不規則なチャートを見て、規則性を見出そうとします。
そこに落とし穴があるのです。
「ダブルボトムが出たから買いだ」
と言っても、そのような形状は、チャートを探せばいくらでも出てきます。
ですから、表示されたテクニカルを鵜呑みにしていてはいけないのです。
マーケットは常にランダムである
「FXのマーケットには、必ず規則性があり、それを攻略すれば勝てる」
というのが、手法依存による負けの根本原因です。
賢い人でも、この思考の罠にハマることがあります。
マーケットは、私達が思っている以上にランダムに動いているのです。
では、なぜその中で勝てるトレーダーが存在しているのでしょうか?
完全なランダムであれば、誰が何をやっても利益を残していくのは難しいはずです。
実は、ランダムなマーケットの中でもランダムでない時があるのです。
これをマーケットの歪み(ゆがみ)と呼びます。
これは、いつ起こるとも誰にもわかりません。
ですが、そのような瞬間は、どこかで必ずおとずれます。
そのチャンスをモノにデキる人が、勝てるトレーダーとなるのです。
優位性を見つける
マーケットの歪みはマーケットの参加者の心理状態により変化していきます。
つまり、このマーケット参加者の偏りの思考がトレンドを生むということになるのです。
それが、「優位性」という言葉で表されるということです。
トレンド攻略が基本という本質は、ここにあると言ってもいいでしょう。
もちろん、優位性はトレンドだけに限りませんが、売り買いのバランスが崩れた時に、優位性を見出すことができやすいことを考えると、トレンド攻略を軸にトレードをしておくのが、やはりベターであると言わざるえません。
マーケットの本質部分を理解して取り組むと、チャートの見え方も変わってきます。
ぜひ、攻略の糸口となるように、少しでも利益をあげられるように、スキルアップを目指していきましょう。