FXトレードのロット数の目安はどう決める？
トレードをするのにあたり、資金に対するロット数を決めかねるトレーダーさんも多いのではないでしょうか。
ロット計算は細かく考えていくと、トレードルールや自身の勝率などでも基準は変わってきますが、まずは基準としての「ロット数の決め方」を解説します。
資金ごとのロット数の目安
ロット数を決める時は「リスク」から考える
まず、FXでロット数を決める時に押さえておくべきポイントがあります。
それが「リスク」です。
リスクを考えたうえで、取引するロットを決めていきます。
よくいわれる「リスク2%」ルールだと
教科書的にいうと、１回の取引で負うリスクは資金に対して「２％」と言われています。
連敗リスクを含めて考えられている比率なので、ロット数を出す場合はこの比率を基準にすると分かりやすいでしょう。
〇１万円の資金・・・200円
〇５万円の資金・・・1000円
〇10万円の資金・・・2000円
〇50万円の資金・・・１万円
〇100万円の資金・・・２万円
資金別でみるとこうです。10万円を資金としてトレードした場合、１度の損失額は「2000円まで」となります。
では、リスクを含めて考えた時のロット数の決め方を解説していきます。
FXのロット数の決め方
FXのロット数の決め方は、資金に対する１回のトレードの損失額の割合を決めて、トレードルールによる損切りラインまでの、おおよそのpips数から割り出します。
・・・ちょっと分かりづらいですね。
もう少し分かりやすいように、先ほどの「リスク２％」の基準で例をあげてみます。
取引額の2%・20pipsの損切りラインで考えてみる
取引額の2％・損切りまでのラインが20pipsとしたうえで、以下の条件で考えてみます。
| 資金 | 10万円 |
| １ドル | 100円 |
| １ロット | 1000通貨 |
| 最大レバレッジ | 25倍 |
（資金10万円）×（リスク２％）＝（許容リスク2000円）となります。
10万円の資金でスタートした場合、「１回の損失は2000円まで」ということになります。ドル100円の例だと20pipsとなります。
損切りまで20pipsなので、2000円÷20pips＝100円。1pipsあたり100円の取引となり、100円÷10円（1000通貨あたりの1pips）＝10ロット。
つまり、１万通貨で取引をするのが目安となります。
新しい手法を試す時、資金を増額して投資をする場合には、事前に計算しておくとよいでしょう。
計算は少々面倒くさいですが、自分に適切な取引ロット数を知ることで、安全な資金管理が出来るようになりましょう。
適切なロット数の把握は必須！
FXで最も避けるべき「強制ロスカット」を喰らう前に、適切なロット数を把握したうえでトレードに臨むことは”必須”です。
「強制ロスカット＝退場」ですから、適切なロット数は必ず知っておくべき必要があります。
ロット計算アプリの活用
事前にロット数を把握しておく重要性は伝わったかと思いますが、計算は少し面倒くさい点もあります。
その時に活用するのが、「ロット計算アプリ」です。
スマホならアプリ、パソコンならサービスを利用します。
ロット数を計算するアプリやサービスについては、以下の記事にて紹介してありますので、ぜひ参考にしてみてください。
