【FX】なぜ自分のトレードを振り返らない?反省を活かせない人が伸びない理由
トレード歴は長いけれども、なかなか勝てるようにならない、という悩みの相談をよく受けます。
「毎日チャートを見て、トレードを数多くこなせばきっと数年後には億万長者になれるのでは・・・」
しかし、残念なことに、漠然とした判断でトレードを繰り返しているだけでは、トレードスキルは上がってきません。
時間をかけてトレードの技量が上がっていくのなら、トレード歴が長い方は全員稼げているはずです。
そのような現状がないところをみると、経験が長いだけではダメということはなんとなくわかっているでしょう。
多くのトレーダーは下記のような経緯をたどります。
トレードをひたすら実践する
↓↓↓
負けても次のトレードから注意しなくては、ぐらいの程度しか考えない
↓↓↓
以降のトレードで過去の失敗を注意しようと思っていても忘れている
↓↓↓
同じような場面で負けを繰り返す
こんなループに陥っています。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるという思想では継続的な利益は上げることはできません。
やはり、やりっ放しで復習をしないのは、学力や仕事と一緒で実力が上がっていかないものです。
日々の振り返り、積み重ねがトレードスキルを上げていき、勝ち組トレーダーに近づいていくものです。
トレードは孤独です。
学校の先生や個別指導の塾のように、テストをしてくれるわけではありません。
仕事場の上司のように、スムーズに仕事ができるように、チェックや指導をしてくれるわけではありません。
自分自身で軌道修正が必要です。
そのためには、トレードを振り返り、負けた原因を追求して、見直し作業することが必須でしょう。
復習は面倒くさいですし、楽して稼ぎたいのはわかりますが、学校や仕事と同じように復習をしっかりとしてきた人が上位に名を連ねます。
お金を稼ぐことに時間や手間をかけるのは当たり前です。
稼ぎたいのなら、復習や見直しをやるしかありません。
つまり、トレード日記をつけていく必要があります。
トレード日記のつけ方
トレードが終わる度に、または1日のトレードが終わった後につけていきます。
次の日になると、結構忘れてしまっていることもありますので、トレードしたその日のうちにやっておくクセをつけることが必要でしょう。
どんなに遅くても次の日のトレードに入る前にはつけておきます。
つける項目は、数字で表されるものは、残したほうがいいでしょう。
例えば、勝敗・pips・ロット数・勝ち負け金額・エントリーレート・決済レート・勝率
また、どのような相場(トレンド・レンジなど)・どのような根拠でエントリーしたかなども残すとよいです。
チャート画像のスクリーンショットもできるだけしておきましょう。
スクリーンショットが面倒くさければ、スマホで撮影なら簡単です。
ただおそらく今感じたと思うのですが、かなり面倒くさく感じたでしょう。
やらないのが一番いけないので、まずは続けるために、感想でもいいから書いたり記録をしておきましょう。
徐々に項目を増やしていくという感じでいいです。
つけて振り返りをするだけで効果は抜群なのですが、成功や失敗のパターンというのがトレード日誌が溜まっていくと分別できますので、自分のトレードの傾向のパターンみたいなものが蓄積されていきます。
そうなると、改善点も明確になっていきます。
一日のうちの数分でも過去のトレードを振り返るだけでも勝ち組トレーダーに近づいていきます。
習慣化して利益をきちんと継続できるように精進していきましょう。