トレード成績が良くても急に負けてしまうワケ
トレードはサラリーマンや主婦、学生からプロの機関投資家、企業、プロップファーム、ヘッジファンドまで、様々な世代や地位の人達が混ざり合ってしのぎを削っています。
特にプロの場合は、結果を残せないものは解雇されたりします。
そして、また新人が入り、人材が循環していきます。
ただ、新人が入ってもいきなりトレードはさせてもらいません。
トレードの知識。技術をこれでもかというぐらいに勉強させられ、トレードはデモトレードやバーチャルトレードからスタートします。
その新人が良い成績を残したとします。
ですが、いざ、リアルトレードになった途端に、成績が以前のように出せずに落ちていくものです。
これは、
「安全に利益を上げるようにしよう」
「確実に利益を上げよう」
「損切りはしたくない」
と考えすぎてしまい、バーチャルトレードと同じようなトレードが全く出来なくなることが原因です。
私が重要視している、
心理>テクニック
の比重がかなり極端なためなのです。
人間の行動は「楽しい」という感情よりも「怖い」という感情によって大きく左右されるものです。
本来のルールに基づいてトレードをしていれば、大きな利益を手にしていたのに、損失に転じるのが怖いという思いから、ルールを外れたエントリーや決済をして、少ない利益で終わってしまう、ということは往々にしてあります。
結局、これは、場数をを踏んでこないとだめだったり、その人の器の大きさによるものだったりします。
ですので、トレードのお金のかけ方というのは、
我々一般人は、
デモトレード→リアルトレード
というステップを踏み、しかも少しずつ少しずつ時間をかけてロットを増やしていくという必要があるのです。
一気にお金持ちになりたいという気持ちはわかりますし、また、トレードの恐怖もわかります。
ただ、それを克服しなければ、大きなマーケットの波に飲まれてしまうということを肝に命じておきましょう。